7 オーストラリアCPAとは?
オーストラリアの会計基準は国際会計基準に準じていますので、その会計士資格であるオーストラリアCPAを取得すると、日本やアメリカも含め世界中で通用する資格となります。(厳密には、アメリカではオーストラリアCPAが会計士資格として認めるという内容が合意されていますが、日本ではまだです。ですがそれでも会計の知識と英語力の部分で、オーストラリアの大学、院の卒業生は日本での就職にも有利です)大学や大学院を卒業してもすぐに会計士資格が取れるわけではなく、まずは準会員としてオーストラリアの会計協会に登録する事になります。その後実務経験を積んで正会員となるわけですが、この実務経験は、規定を満たしていれば日本やその他の国での経験ものでも構いません。また、CPA資格はオーストラリア永住権の取得にも有利ですから、オーストラリアで会計士として国際的に活躍する事も可能です。
オーストラリア永住権について
会計学を目指している方の多くはオーストラリアの永住権取得を目指していますから、永住ビザとオーストラリアCPAは切っても切れない関係にあると言えるかもしれません。オーストラリアは政策的に移民を積極的に受け入れている国の一つです。移住できるか否かについては、技能、年齢、英語力、その他条件を合計したポイント制になっているので、今の自分のポイント、不足分をどうやれば補えるか、ということが他国に比べて明確になっています。
主な申請カテゴリーとしては、1. 今までの職歴2. オーストラリアでの学歴3. その他資産、ビジネス経歴など、のいずれかとなります。職歴の無い方なら2. になると思いますが、これはつまり、オーストラリアで勉強する事でオーストラリア永住権取得にもつながるということになります。ただ、どのコースでも良いというわけではなく、オーストラリアで不足している職業に関連する学科が最優先されます。ここしばらく(○年○月現在)は、会計士職は大変不足しておりますから、永住権を取得するのにも非常に有利な学科であるといえます。